不可解な人事を嘆く代わりに、この本を読もうー樅の木は残った 山本周五郎

人事に嘆くのは人の常だけど

会社の飲み会にて

「なんであんな奴が上がる(昇格する)んだ!?」

「なんで俺たちの努力をわかってくれないんだ!?」

というやり取りをまさしく目の当たりにしました。

これこそ典型的なジャパニーズ★ビジネスマンなのかと。

 

いっそサラリーマンの「人事の嘆き」専業ブロガーになろうかと

note.mu

昨日読んだイケハヤさんのブログの教科書。

 自分の専門を生かして専業ブログ立ち上げられたら強みになる、それがニッチなものならなおさら、というアドバイスがありました。

 会社員、人事、ブログでググったところ出てきました。

onikuma.hatenablog.jp

すごっ。

 この方、キャラの建て方が半端ないですね

 なんというか、書いてある内容よりも

 ガッ!ガッ!ガッ!

 て音出して迫ってきそうな気が伝わってきますね。

 この方も取り上げている「社畜」って言葉、直視したくないけど無視もできない。

 いつかはこの言葉と向かい合ってブログ書くことになるんだろうと思ってます。

 いつかじゃなくて、いま書け?

 いやいや、もうちょっとかかりますって。

山本周五郎の代表作「樅の木は残った」を思い出した

 こんなやり取りをしているうちに思い出した不朽の名作

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三冊あります。

長いんです。

 

 10年位前、歴史小説をせっせと読んでいた時に手にしました。

 主に読んでいたのは司馬遼太郎の血沸き肉躍る作品。

 比べて、この小説は静かで地味。ただ淡々と進むかと思えばいきなりバッサリ終わってしまった印象。

 なんなの、なんでこんな事件が起こって、それに込められた意図はなんなの?

 当時も今も、作品の内容をよく理解しているとは言えません。

 

でも、何かが心の中に残る、そんな作品です。

「人事の愚痴を言えるなんて、幸せなことだ」

 なぜこのタイミングでこの作品を思い出したか。

 お家騒動に巻き込まれ、起死回生を図る一派の若手藩士がつぶやいたのです。

 「今頃他の藩の侍は、仲間より出世が早いとか遅いとか、そんなことで悩んでいるんだよな。うらやましい。こっちは自分の藩の存続が危うい状況なのだ。」

 結局この藩士もそのつぶやきのしばらく後であえなく。。となったはずです。

 

当人たちには重大なことでもブログのネタとしては陳腐

 昨日愚痴っていた人他紙は、それでもここ数年でしっかり昇格している。

 一方私は、ここ14年くらい昇格なし。

 愚痴を言いたいのは、こっちの方だw

それでも、

 それをブログネタにするか、

 したところで共感を得られるかというとそうではないです。

自分の中の不快な感情を垂れ流したところで、誰も楽しくはない。

 会社員同士の飲み会では、傷なめあって盛り上がるというのは結構ありですけど。

その辺が社畜とそうでない人を隔てる一線のような気がします。

 そうか、それが社畜か。

 

もう一度読みたい「樅の木は残った

Amazonでググったところ、この作品の読者レビュー、高評価が多い。

しかも人それぞれに感じ方が異なるようで

  • 中間管理職の悲哀
  • 正義と悪の区別何でどうでもいいことだ
  • 主人公が型破りなアウトドアマニアに描かれていて新鮮
  • ただ、娘たちの記憶の中にのみ彼らは残った
  • 最高のハードボイルド作品

 

きっとこの作品は、読者の心の中の何かを目覚めさせる作用があるのでしょう。

 

 そういえば、最近はビジネス書読む、レビュー書く、ブログ書くというサイクルにかかりっきりで、重厚な文芸作品を読むことがなくなりました。

10年前に戻って、じっくりこの作品を堪能することにしましょう。