勝手に負け組になっていく日本で、負け組の行き場はない

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20年間一人負けを続ける日本。。

 周囲が変化、進歩し続けている中で自分だけ変わろうとしなければ、それは退化していることに等しいといいます。このブログで紹介されている事実というのは、代わろうとしない日本が世界から取り残されている、ということだと思うのです。

 

 同じ会社に20年近く勤めていた技能系の職員、職場からの要求がどんどん厳しくなり、とうとう仕事を辞めてしまいました。それでいざ再就職を、と思っても仕事がありません。世間は人手不足なのになぜ?

 その人は20年間、命じられた時間に出社、命じられた低スキルの仕事をぶつぶつ言いながらこなしていただけだったのです。

 そんなことはない、その仕事は習得するのにとても時間がかかったし、間違えるとひどく叱責をされた。早朝や深夜の勤務もあるし、休みを思いのまま取得することもできない。そんな自分の何が悪かったんだ?

 こんなこと言う日本人は多いと思われますが、大きな思い違いがあります。

 業務の習得に時間がかかることと、その業務の難易度は比例しません。

 難易度の高い仕事であってもやりようによってはすんなり習得できるし、その逆もあるのです。自動化できるところは自動化し、先輩がしっかりコーチングを行い、問題があれば直ちに対策を打ち、その結果を職場で共有。そのサイクルを最速で回せる職場かどうか?

 仕事の進め方は属人的、説明は口頭のみだが要領が悪くてとったメモを見返してもなんだかわからない。間違えやすいポイントは?と尋ねてもまともな返事が返ってこない。ミスをするといきなり怒鳴りつけられ、再発防止策は本人の自覚のみ、物的な改善ができても職場内に周知されていないのでまたミスが起こってしまう。

 冗談みたいな話ですがこのような職場はまだ存在します。

 このような職場に長く勤めていると、心のゴムが伸び切ってしまって感性が鈍くなってしまいます。そうでないと心がすり減るばかりなのでやむを得ないともいえるのですが、この環境に適応仕切ってしまうと自分で考え、行動することができなくなってしまいます。

 会社から給料をもらうということは、何かに対して報酬をもらうということ。この職場の職員は、自分の時間を会社から求められたとおりに差し出すことと、不条理を受け入れることの対価として給料をもらっているのです。

 いや違う、そうじゃない、自分はそれなりの技量、知識をもっているんだ、と言いたくなるのもわかるのですが、長年かけて培ったノウハウというのがその職場内での根回しのプロセスとか、雑然と並べられた道具、器具の中から必要なものを見つけ出す勘とかだったします。

 寡聞にして他の国の職場の状況は知らないのですが、日本ではこのような吹き溜まった職場環境で仕事をしている人が存外多いのではないでしょうか。そりゃ世界に取り残されるわ。

 20年会社にガマンと時間をささげた人は、その20年間で賃金の他に何を得たのでしょうか?