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【読書日記】最高の結果を引き出す「質問力」著:茂木健一郎

 

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書名:最高の結果を引き出す「質問力」その問い方が、脳を変える!

出版社:河出書房新社

出版日:2016.11.20

読むのにかかる時間:2~3時間

 読んだきっかけ:コンサルタントの赤羽雄二さんの主催するグループ「Action Reading」で、メンバーの方が「参考になった!」と紹介されていたので、自分も読んでみました。

こんな人におすすめ

  • 茂木さんのファンの人(あたりまえですが)
  • いろんな情報や本を広く浅く取り入れている人
  • 自分の行動一つ一つを振り返り意味づけするのが好きな人

 

印象に残ったこと

  • 日本語で「質問」とひとくくりにしている行為には、いろんな機能があること。
  • 同じ「質問」にも前向きになれるよい質問、そうではない悪い質問があること。
  • 著者が、物事を説明する際にいろんな物語や故事、格言を使い分けていること。

 

よい質問、悪い質問

よい質問とは
  • 行動を変える「鍵」になる質問
  • 心の「もやもや・疑問」を晴らす質問
  • 自分や他人の考え方のクセを見抜ける質問
  • 考え続けるきっかけを与える質問
  • いろんな考え方があることに気付かせてくれる質問
  • 答えは一つではないことに気付かせてくれる質問
  • 絶望の中にも小さな希望を見つけられるような質問
  • その答えを見つけることで、心が喜ぶような質問

悪い質問とは

  • 思考停止に陥らせる質問
  • 直接、答えだけを求める質問
  • 問い詰めるような質問
  • 自分の考えが正しいことを確認させるための質問
  • 二者択一を迫る質問

 こう見ると、世間には悪い質問よりも良い質問のほうが多いように見えてしまいますが。。

 残念ながら実際にはそうではなく、悪い質問も多く頒布しているのです。 

 

なぜ、悪い質問がはびこるのか?

認知的不協和」を求める社会

働き方改革、という言葉が昨今世間に広まっています。

 給与のため、会社のために嫌なことを我慢して職場で過ごすありかたを見直そう、ということだと思います。

 ただ、仮に生産性を落とさずに労働時間を減らせ、かつ法律の定めも侵さない、そんな働きが今すぐ現れたとしても、今の労働者たちがすぐそのあり方になじんでくれるかというとそうではなさそうなのです。

 きつい仕事を、見合わない報酬で、時間をかけてこなしている自分に酔ってしまう、そんなあり方に何かしらの意味や誇りを感じてしまうという機能が我々の脳には備わっているのです。それが「認知的不協和」。

 狩猟生活が農耕生活に切り替わった時点で、「ガマンが美徳」という考えが脳に刷り込まれ、今の今まで続いているのではないかと思うのです(私見)。

 そんな考えを定着させるために、疑問を持たずに今の在り方を続けよ!という「悪い質問」が重宝されているんだと思うんですよね。

 

 よい質問は問題解決思考のの「スイッチ」であり、「アクセルペダル」でもある。

 現状を打破するには、少しずつでも「悪い質問」を「よい質問」に置き換える努力を、個々人や職場、共同体で続けていく必要があります。

 悪い質問がもたらすものは「諦め」か「狂信」

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 よい質問がもたらすものは「問題解決」「快感(アハ体験)」と「解放感」

 

 日々の小さな行動が、社会や世界を良い方向に変えてくれるのかもしれません。