マラソン日記【第19回長野マラソン】雰囲気は最高、しかし暑さの中のデスレース

4月16日に開催された第19回長野マラソン、出走してきました。

社会人になって初めて住んだ街で行われる人気レース、楽しみにしておりました。

 

結果は、3時間53分25秒完走。これをどう評価すればいいのやら。

思いつくまま記していきましょう。

 

過去との比較

初回:2016年5月29日黒部名水マラソン 4時間16分(終盤歩き)

二回目:2016年10月30日富山マラソン  3時間47分,5'16"/1km

目標タイムとの比較

理想は3時間30分,4'55"/kmだったのでとてもではありませんが目標達成とは言えず。

自身のコンディション

 黒部の初レースは、30㌔まではサブフォーペース。しかしその後“悪魔”につかまってしまい歩いたり走ったり。ゴール後は咳が出るわ、嘔吐するわ、下痢するわと散々でした。富山のレースは終始同じペースで走り、最後の1㌔で最高のラップを叩き出し、しかもゴール後も至って元気という最高の状態でした。

 今回の長野、全体的に5分前半で走っていたのですが35キロ過ぎにペースダウン、最後の2キロで何度か歩いてしまいました。

 ゴール後はまたしても咳、嘔吐、下痢のセット。もうあんなしんどい思いはしたくない、と思っていたのですが。

 

失敗レース、というわけでもなさそう。

自己記録更新も目標達成もできず、ゴール後体調不良で悶絶。

せっかく長野まで来たのにこのざまはなあ。と少ししょげていたのですが。

翌朝の新聞を見て気を取り直しました。

このレースの完走率:78%

 急に気温が上がって桜が満開になった長野。景色を楽しむには最高でしたがランナーたちには酷な環境でした。秋や初春に開かれるレースの完走率が90%以上、初夏に行われる黒部マラソンが80%台、毎回最も低い完走率をたたき出すNAHAマラソンが60-70%台であることを考えるとこの数字は異様。信州デスレース、とでも言いたくなりました。

 

時系列にレースを振り返る

スタンバイ

 スタート地点、北長野運動公園はまさに私の最初の職場近く。

北長野駅からぶらぶら、ワクワクしながら歩きました。

スタート会場は着替え場所、トイレ、荷物預けいずれもスムーズで快適。この辺りは経験積んだ大会の強みでしょう。

スタートブロック

 指示された私の待機場所は14つあるブロックの9番目。え、なんでこんな後ろに?

レース参加を申し込んだのが昨年10月、その時申告した自己記録が4時間17分、しかも長野マラソンは制限時間5時間。まずいなあ。

開会式

 これはきっと長野の美点でしょう。役員ご来賓の挨拶が少ない、短い。そのかわりスペシャルゲストの高橋尚子さんの盛り上げトークに時間をさいていました。ランナーの気持ち、ちゃんと把握した演出が見事。

スタート~5㌔(グロスタイム 34:20,4945位)

 大混雑、4車線の半分を区切ったコーンをはみ出して走るランナーも出る始末。

自分のレースプランは1㌔5分なのに、大丈夫かな。

5㌔~10㌔(1:00:45,区間タイム 26:25, 4248位)697人抜き

 善光寺の門前街、石畳を下って長野駅前へ。

下り坂の先まで、見渡す限りランナーでいっぱい。

目標クリヤのためには、この先何人抜かなきゃいかんのかな

ビッグハット前、やっと空いてきて自分のペースで走り始めた。

10キロ地点の電光掲示板観てショック。目標よりも10分遅れている!

ちょっと早いけど、ペース上げていくか。

10㌔~15㌔(1:26:42,区間タイム 26:07,3797位)451人抜き

 序盤と比べてずいぶん混雑は緩和されたが、それでも時折道幅が狭い個所では混雑が発生。コースは国道を離れて住宅地、そして堤防道路へ。

 自分のゼッケンの頭文字はスタートブロックを示すI(アイ)。周りにいるのはすでにD,E,F,G。自分より前からスタートした人たちを追い抜いてるようだ。抜くのは気分いいが、思った以上に体力消耗する。この先大丈夫かな?

15㌔~20㌔(1:53:45,区間タイム 26:12,3467位)330人抜き

堤防道路から再び県道へ。

この区間は先の折り返しから戻ってくる人たちを左に見ながらのラン。

多分今対面を走っている人たちは3時間半ペース達成できるんだろうな。やっぱり無駄がなくきれいなフォームをしている。

 17キロ地点、エムウェーブの敷地内をぐるっと走る。これはうれしくて楽しいコース設定。ここで清水宏保さんが金メダルとったんだな。 

20㌔~25㌔(2:18:49,区間タイム 25:45,3092位)375人抜き

 五輪大橋の真ん中あたりが20キロ地点。橋は、眺めはいいが高低差があって足に疲れがたまるのでちょっと気がかり。もう半分か、本当にもう半分か、早いな、という印象。太もも内側にじわっと疲れがたまってきた。ここでペース落とす?むしろもう少し上げたいところだ。

 ホワイトリングの手前でもう一度対面通行が設定されているコースがある。

 もう道端で立ち止まっていたり、疲労困憊の体のランナーがいる。

 さわやかな信州のレースのはずが、サバイバルレースになってるな、と実感。

 そういえば一回もトイレ行ってないな、このままいかずに済めばいいな。

 ホワイトリング前でパワージェルが配布されていた。もらった。

 ん、俺これ必要か?エネルギー足りてるんじゃないか?飲むとまた胃に負担かかるんじゃないか?と思いながらジェルを飲む。

25㌔~30㌔(2:44:14,区間タイム 25:25, 2602位)490人抜き

 このあたりから本当のマラソン、レースプラン通り、ペース上げていこう!

 とにかく、どんどん抜く、抜くしかない。あの悪魔に追いつかれる前にゴールに届けばいいが。

 給水所での混雑がひどい。おまけに空のコップをごみ箱に捨てずに道端に放り投げていくので、散らかり具合がすごい。コップをとっても、ちょっと口に含んで済ます感じ。だんだん体が水を受け入なくなっているような気がする。

 給食の饅頭、小っちゃくて取りにくいな。

30㌔~35㌔(3:10:04,区間タイム 25:50 ) 400人抜き

   松代、高速横の道路を走る。

   フタコブラクダ、と呼ばれているゆるい傾斜が二か所。パンフで見る限りは何でもなさそうだったがやはりここまで走ってきた脚にはきつい。疲れの貯金がまたたまった。

    赤坂橋の堤防道路に入る前、高橋尚子さんとハイタッチ。

「この先5㌔が一番きついですからね!がんばってください!」

    そうか、この先もっときついのか。

     今まで気にしてなかったがトイレに行きたくなってきた。その割にトイレがない。

35㌔~40㌔ (3:39:27,区間タイム 29:23)156人抜き

 もうすっかりペース低下、許されるなら、歩いてしまいたいという心境。

 黒部マラソンと同じ状況になってきた。

 ああなりたくないから、トレーニングしてきたのにな。

 いや、冬明けてから平日走れてないから、やっぱり鍛え方が足りなかったのかな。

 今のレースをどう走るか、よりも後悔と教訓と次回の展望が頭の中に湧いてくる。苦しくても、考える脳は活動してるんだな。

 37キロ付近でトイレに入る。所要時間1分くらい。思ったほどタイムロスはない。

それでも、トボトボ走り以上のペースにはもう戻らない。

40㌔~ゴール(3:53:25,区間タイム 13:58) 31人に抜かれる

 今までの40キロよりも、残りの2キロが長く感じる。

 アプリが止まってしまったので一部記録が残っていないが、トイレ休憩以降は㌔6分台で走っていたのだと思う。

 長い、とにかく長い。

 そしてこの区間、何を考えていたのかも覚えていない。

 ゴールは道でも、競技場のトラックでもなく、人工芝を敷き詰めたの野球のスタジアムだった。

 ホームベース側から入ってゆっくりダイヤモンド、外野を走って三塁側ベンチ前のゴールへ。内野では子供たちがよさこいの様なダンスを踊っていた。これは素敵な演出だ。でももう、疲労困憊していて笑顔で眺める余裕もなかった。

ゴールイン~

 何とかゲートにたどり着いて、コースに一礼。ドリンクとおにぎり、メダル、完走タオルをもらってスタジアム外の公園へ。

 その後公園の芝生で、ゲホゲホ咳をしながら1時間ほど横になっていた。

 なかなか体調が戻らず、トイレで嘔吐。

 篠ノ井駅へ向かうシャトルバスの待機場でも立っていられず、芝生で横に。

 篠ノ井駅のトイレでまた嘔吐。

 

 それでも、ホテルに戻ってしばらく休み、18時ころなると普通に飲食できるまでに回復。駅ビルのレストランで駒ヶ根ソースカツ丼と桜肉の刺身を堪能。

 

簡単なまとめ

 とにかくタフなレースだった。

 黒部と同じ経過をたどってしまい、また、目標には全く届かなかったのは残念だったが経験値を上げ、次につなげることはできたと思う。

 北陸に比べて演出が質素で、ボランティアの方もシャイな感じだったけど、心に残るポイントがたくさんあるいいレースでした。

来年もぜひ、申し込むつもりです。f:id:no20170416:20170508001228j:imagef:id:no20170416:20170508001232j:image