部活の顧問も、事業主なのだと思った件

昨日高校のクラブ(混声合唱)の同窓会がありました。

そういえば2017年2月24日は初めてのプレミアムフライデー

 勤め人の男性陣は参加が難しかったか、女子会+私というまさにプレミアムな会となりました。

 今そのクラブの顧問をされているのが私の二学年上の先輩。

 三月末に予定されている演奏会についていろいろと教えてくださいました。

演奏会の準備に必要な手配

1.運営資金の確保

  • チケット収入
  • OBからの協賛金
  • 市からの支援
  • 必要な手配

2.もろもろの手配と支出の把握

 a.会場の確保

  • 高校生が自力で出向ける
  • 音が良い
  • キャパ800程度

 文化都市を標榜するわが町でもこれだけの条件を満たす会場は少なく、一年前に申し込もうとしても競争は激しい。また、一番人気の会場が来年改修のため使えず、代わりの場所を探すのも悩ましい問題だとか。

   近郊の町村にはそれぞれ手ごろで音もいいホールがあるのですが、いずれも駅から遠く、生徒が自力でたどり着くのが難しいため選択肢に挙げにくいそうです。

 b.ピアニスト

 ずっとお手伝いいただいているピアニストの方に、格安な御礼で引き受けて下去っているそうです。

4.通信料

 意外とかかるのがこれ。1000人のOBに封書で案内を出すだけで¥82,000

5.軽食代

 一緒にステージに乗ってくださったOBの方や生徒さんにねぎらいの気持ちも込めて、軽食と飲み物を準備します。

さらっと金額並べてみても、かなりカツカツの運営になりますね。 

 

もっと効率よくお金を集めるには

  • 生徒の親御さんに購入してもらう
  • 企業や商店を回って、広告収入を頂く

 などの方法もあるのですが、長く続けることを考えると、時間的、懐的に負担のかかるやり方は避けたい、のだそうです。

 

ほかにもっと効果的なお金の集め方はないものでしょうか

モノではない、コトでお返しする 

 映画「この世界の片隅に」で注目されたクラウドファンディングという手法。 デジタルな方法で有志からお金を募り、そのお返しとして何かを提供させていただくというやり方。物で返礼、お名前を掲示させていただく、特別な「場」を設ける。などなど。

 プレミアムチケットなるものを設定し、そのチケットを持っている人には当日の写真をプレゼント、とか、

おまけをつける

 前回の演奏会の音源をCDにしているのですが、まだ在庫が残っているとのこと。チケットとセットにしてプレミアムセット、と称して買っていただくとか、同窓会の場で売りさばくとか。

ワークショップ

子供や小中生と一緒に歌の練習を行う機会を設け、若干の参加料を頂くとか。

。。高校のクラブ活動で、それは無理か。

 

改めて、当時の顧問の先生に感謝

 自分も現役時代に演奏会を経験したのだが、楽譜代はどうした、とかピアニストのギャラをどうする、とかステージ上の衣装はどうした、とかほとんど気にしていませんでした。自覚していればもっと真摯に練習に打ち込めたのかもしれません。

 

文化人も事業主なのだと思う

 音楽、スポーツ等々クラブの運営を行うということは、単にその活動や種目の指導を行うだけでなく金勘定を含めたもろもろの手配が必要になってくるということなんですよね。

 

ノーベル文学賞を受賞したボブディラン氏のスピーチを思い起こします。

「自分は音楽家として、日々スタジオの手配、ミュージシャンとの交渉といったことに心を砕いています。シェークスピアはきっと舞台のもろもろの準備に頭を悩ましていたでしょう。それが果たして文学なのかどうか、本人は気にしていなかったのではないでしょうか。」

 周囲から見て賞賛すべき芸術活動、取り組んでいるご本人にしてみれば雑多ともいえるいろいろな課題への対応の連続なのかもしれません。

 そう捉えると、自分にも何かできないか、手伝えることはないか、と思いをはせたくなるのです。