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山猫さんに俯瞰力と説明力を学びました。

書評、テレビ、映画の感想など

トランプ氏が就任して2週間くらい?

 こうなるだろう、と言っていた「良識派」の予想を超えた横暴な発言や行為に世界は揺らいでいる、のかもしれません。

 そんな中で国際政治学者、三浦瑠麗さんがご自身のブログ「山猫日記」でおっしゃられている内容が非常に腹落ちがするものでしたので、自分なりにレビューしてみます。

http://lullymiura.hatenadiary.jp/entry/2017/02/01/145451

トランプ流電撃作戦

  • 彼らのやり方はShock & Awe という軍事戦略に似ている
  • 衝撃を与え、相手が戸惑い、ひるんでいるうちに有利な状況を固定化する
  • 論理的でなくても構わない、勝利に既成事実を作るのだ

一番ハレーションが大きい「イスラム7か国からの入国禁止」

 インパクトが強い政策なので様々なレベルで議論されているがここはひとつ冷静に、セグメントごとに考えてみましょう

国際法

 国家には、その国にとって好ましくないと思われる外国人の入国を制限する権利がある。なので、このような政策を発すること自体は問題ない。

国内法

 では、対象となるエリアからすでに入国済みの人たちについてはどうするか。その人の出身国によって将来テロを起こす可能性を判断するのは法の下の平等に反しないか。

政治

 実はこの要素が一番大きいと思われるが、支持者達への公約の実施、自分たちのやり方を世界に誇示といった印象付け。

政策

 はたしてこのような政策によって米国の安全性は高まるか?答えは否。もっと危険なサウジやパキスタンからの入国は拒否されない。比較的影響の少ない小国からの入国のみ対象としている

まとめ 

 この政策については「法的にはグレー、政治的なアピールとしては良くも悪くもインパクト大、政策的には効果がない」とまとめられます。

デモするよりも大切なことがある 

 仮にこの政策に反発する「良識派」がデモを繰り広げたりしても、国民の多数を占める中道派がその流れに乗るとは思い難い。

 また、トランプ陣営は彼らなりに米国や世界をめぐる問題についての一つの案を提示、実行しているわけで、重要なのはトランプ案をつぶすことよりも、どうやってその問題を解決するか、なのです。

 

感想

 まさにおっしゃる通りで、物事を広いスパンで捉え、いくつかの切り口で考え、ではどうするか、を考えることが大事であると改めて思いました。